CentOS 6 に Apache2.4 PHP 5.6 を yum でインストールする方法を紹介します。
■ Apache2.4インストール (IUS版)
(1) 外部リポジトリIUSを使用
リポジトリIUSからインストール可能です。
# rpm -Uvh https://dl.iuscommunity.org/pub/ius/stable/CentOS/6/x86_64/ius-release-1.0-14.ius.centos6.noarch.rpm
(2) Apache2.4インストール
リポジトリIUSを使用するとパッケージ名が違います。
httpd は httpd24u、mod_ssl は mod24u_ssl です。
# yum install httpd24u mod24u_ssl
httpdの自動起動(CentOS 6)
# chkconfig httpd on
■ PHP5.6インストール (IUS版)
(1) 外部リポジトリIUSを使用
PHP5.5 以上はリポジトリIUSからインストール可能です。
(上記参照 Apache2.4 をインストールで準備はできています)
(2) PHP5.6インストール
リポジトリIUSを使用するとパッケージ名が違います。
php の部分が php56u になります。
※注意点
php56u は httpd2.2.15 とコンフリクトするので fpm版を入れます。
php56u-mysql ではなく php56u-mysqlnd を入れます。
# yum --enablerepo=ius install \ php56u-fpm \ php56u-mysqlnd \ php56u-devel \ php56u-mbstring \ php56u-mcrypt \ php56u-gd
(3) php-fpmの設定
起動するオーナー(ユーザー、グループ)apacheに変更
/etc/php-fpm.d/www.conf
user = apache group = apache
セッションディレクトリ等のオーナーも変更
# chown -R root:apache /var/lib/php-fpm/* # chown -R apache:apache /var/log/php-fpm/
php-fpmの自動起動(CentOS 6)
# chkconfig php-fpm on
(4) Apache2.4にphp-fpmと連携の設定
/etc/httpd/conf.d/php.conf
<FilesMatch \.php$> SetHandler "proxy:fcgi://127.0.0.1:9000" </FilesMatch>
以上です。
Apache2.2と同様の細かい部分は省略しています。
これで初期設定は全てではありませんがつまずくポイントは網羅しました。