sedによるtreeコマンドの代用

Linux コマンドの小ネタです。

GUIでツリー表示ができるファイルブラウザじゃなくて、SSHで入ってテキストベースのコンソールでディレクトリツリーの情報を得たいときや、その情報をテキストで抽出してメモしたいとき、普通は tree コマンドを使います。
でも tree コマンドは標準では入っていません。

それを sed を使って代用するワンライナーはこんな感じ

pwd; find . | sort | sed '1d;s/^\.//;s/\/\([^/]*\)$/|--\1/;s/\/[^/|]*/| /g'

これを /etc 直下で実行すると結果はこんな感じ

/etc
|--abrt
| |--abrt-action-save-package-data.conf
| |--abrt.conf
| |--gpg_keys.conf
| |--plugins
| | |--CCpp.conf
| | |--oops.conf
| | |--python.conf
| | |--vmcore.conf
| | |--xorg.conf
|--adjtime
|--aliases
|--aliases.db
|--alternatives
| |--cifs-idmap-plugin
| |--ld
| |--libnssckbi.so.x86_64
| |--mta
| |--mta-aliasesman
| |--mta-mailq
| |--mta-mailqman
| |--mta-newaliases
| |--mta-newaliasesman
| |--mta-pam
| |--mta-rmail
| |--mta-sendmail
| |--mta-sendmailman
|--anacrontab
|--asound.conf
|--at.deny
|--audisp
| |--audispd.conf
| |--plugins.d
| | |--af_unix.conf
| | |--syslog.conf
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qmail サポート終了、Postfix へ移行のご案内

qmail サポートの既存サーバーへの特別措置終了と Postfix への特別移行プログラムのご案内です。

■ 経緯と特別措置終了について

qmail は、1998年に本家がサポートを終了した過去のメールサーバーソフトウェアです。
当サービスの保守契約ユーザー様には、qmail サポート終了を約1年前にご連絡しており、特別措置として既存サーバーに限り、保守・障害対応を行ってまいりました。

お早めに postfixへの切り替えをご検討くださいともお伝えし、はや1年。

そこで、今回のご連絡は、この特別措置を終了するお知らせです。

【重要】

期限:2021年1月末日をもちまして、現在 qmail でメール運用されている既存サーバーにつきましても qmail に関する部分のみを、サポート範囲外とさせていただきます。

それまでに qmail の運用から、postfix への移行を強くお勧めいたします。(強制するものではありませんが、メールの部分でのトラブルがあっても調査、障害対応を受けられなくなります)

そこで、postfix への特別移行プログラムをご用意しました。

■ 特別移行プログラム

通常、postfix/postfixadmin を初期設定する場合に当サービスでは以下の処理を行うため以下の料金になります。

・メールサーバー初期設定 1,000円
・バーチャルメールPostfixAdmin 追加 2,000円
・ドメインお引越し定型処理 2,000円 x ドメイン数
(自サーバー内のメールアドレスのみ移転と同じ処理)

これらの処理を、2021年1月末日までの間、既存の qmail運用ユーザー様限定の特別移行プログラムとして

全作業込み 3,000円/1サーバー

でお引き受けいたします。
(メールのお引越し作業が無料になります)

★条件として、パスワードが以下に見合うことが必要です。
──────────────────────────────────
現在 qmail/vpopmail で設定されているドメインの postmaster および全てのメールのパスワードが 6文字以上で、そのうちアルファベットが少なくとも3文字以上、かつ _ アンダーバー以外の記号文字が使われていないこと。
──────────────────────────────────

記号とは !”#$%&'()=~|`@{}[]+*;:,./\<>? などです。

ですので、
もしご依頼の際には現在運用中の postmaster およびメールアドレスのパスワードを条件に合うよう修正してからご依頼ください。

★ご注意事項として、
・メールシステム移行中はメールが送受信できません。
(概ね1~2時間)
・移行作業前にサーバーのメールボックスにあるメールはなくなります。
(直前にPOP受信してしまってください)
・MySQLのレプリケーションを利用している場合はメールドレスも MySQLのレプリケーションの影響を受けで同期されます。

お申し込み期限:2021年1月20日まで
対象は、当サービス保守契約中の qmail運用ユーザー様です。

■ 保守契約外のお客様のスポット作業料金

上記はあくまでも当サービスの当サービスの保守契約ユーザー様料金ですが、これをスポット作業(保守契約せずこのときだけのピンポイントでの作業依頼)として請け負う場合は以下の料金になります。

・サーバー内調査費用 1,000円(作業が出来るか出来ないかの判断費用)
・メールサーバー初期設定 1,000円
・バーチャルメールPostfixAdmin 追加 2,000円
・ドメインお引越し定型処理 2,000円 x ドメイン数
(自サーバー内のメールアドレスのみ移転と同じ処理)

※サーバー内調査費用は作業を請け負えないとわかった場合でも頂くことになります。
※サーバー内調査では yum コマンドを使用しリポジトリにアクセスします。
※SSH接続ができて、完全な root権限(root になれること)が必要です。

qmail サポート対象外とします

今年から qmail をサポート対象外とします。

■ qmailとは

qmail とは、ライフサイクルを終えた旧式のメールサーバーです。
1998年に本家が開発サポートを終了しており、その後は有志によってのみ追加機能パッチなどが細々と出ておりましたが、さすがに昨今の時流には対応できていない過去の遺物になっています。
新しい驚異には対応できずセキュリティホール等の修正パッチもリリースされないため、特別な事情がない限り qmail は避けるべきです。

■ qmail の保守・障害対応について

2019年1月末をもって、当サービスでは保守・障害対応をしないこといたしました。
しかしながらどうしてもという事情がある方のために環境構築だけは特別料金で請け負う形を残しておきました。

・qmail/vpopmail/qmailadmin 構築

(メールサーバーをqmailにしバーチャルメール環境を追加します。ただしアフター保守・障害対応の対象外)
費用についてはこちらの料金表を参照ください。

お申し込みからの作業の流れ

注目

サーバー初期構築/各種設定/サーバーマネージメント(保守契約)に関して
お客様のお申し込みからの作業の流れは以下のとおりです。

(1)お申込みページからお申し込み頂きますと、まず控えのメールが自動送付されます。

(2)次にこちらから「環境確認から作業開始までの流れ」というメールが送られます。

お送りしたメールにはお客様のサーバー情報をご記入頂くフォーマットがあります。
ご記入頂く情報は以下の項目です。

・対象サーバーIPアドレス:
・接続用アカウント(ユーザー名):
・接続用アカウントパスワード:
・root パスワード:
・SSHポート番号:

※ユーザー名は、SSHユーザー名あるいはFTPユーザー名です。
※お送りしたメールに指定のフォーマットでご返信を頂きます。

(3)お客様のサーバー情報をお送り頂きますと、ログインして環境チェックをいたします。

これはお申し込みの作業が可能かどうかを判断する重要な作業になります。
特殊な環境になっている場合やインストール済みのミドルウェアバージョン等によって、稀にご依頼の作業ができないような環境もあります。それを判断するものです。
これはお申し込みから30分程度で完了することが多く、大抵1時間以内です。

(4)環境チェックで問題のない場合、ご請求書メールをお送りいたします。

ここで初めてお申し込み確定・ご成約となり、費用のお支払いへと進みます。

(5)ご請求書メールが届きましたら費用をお支払い(指定口座へお振り込み)頂きます。

(6)費用の着金を確認いたしまして、お申し込みの作業開始となります。

作業は数時間(1時間~半日)で完了することが多く、大抵1日以内です。

ご利用条件はこちら

サーバー設定・サーバー管理のご利用条件

 

サーバー設定・サーバー管理のご利用条件

注目

サーバー初期構築/各種設定/サーバーマネージメント(保守契約)に関して
当サービスのご利用条件は以下のとおりです。

・対象OS: CentOS Stream 9(RHEL9系)以降
・インターネット経由でSSH接続が可能であること
・root権限あり(SSHでログイン後 root で作業ができること)
・Parallels Panel, Plesk, cPanel がインストールされていないこと
・中継機器等のパケットフィルタリングでポートが閉じていないこと

特に、インターネット経由でSSH接続が可能であることは重要です。
これは、OSインストールとネットワークの初期設定は請け負っていないことを意味します。

当サービスがサーバー初期構築/各種設定として想定しているのは、専用サーバーあるいはVPSあるいはクラウドのインスタンス生成後、Webサーバーとして機能するためのミドルウェア(Apache、MySQL、メール関連やFTP機能等)の設定がされていない状態からそれを初期設定していく作業の代行です。
サービス一覧はこちら
サーバー初期構築/各種設定のページ

また、当サービスがサーバーマネージメント(保守契約)として想定しているのは、サーバーをクリーンに保つための日々の目立たない地味な管理作業(各種サービスが正常稼働しているか、問題はないかのリアルタイム状態監視と不具合発生時の即対応)および、ユーザー作成、Webサイトのバーチャルドメイン設定(サイト開設時の初期設定)、メールのバーチャルドメイン設定、MySQLデータベース作業等々諸々の作業代行です。
サービス一覧はこちら
サーバーマネージメント(保守契約)のページ
◎フルマネージメントの作業代行サポート範囲参照

お申し込み方法はこちら

お申し込みからの作業の流れ

Webサイトのアクセス数増加と必要メモリ

Webサイトのアクセス数が増加するのは単純に嬉しいものです。
商用サイトなら売り上げに関わってきますのである程度の認知度とアクセス数は必要不可欠と言えます。
アフェリエイト目的(広告収入目的)のサイトは特にアクセス数増加が収入に比例してくるので何が何でも増やしたいところでしょう。

ところで、Webサイトのアクセス数と、それに耐えうるサーバーのスペックについて、一般の方々はどれくらいの認識を持っているでしょうか?

大抵の人は、とても夢見がちです。

よくあるレンタルサーバー(専用サーバーじゃなく、root権限のないサーバー、他のユーザーと同居の共用サーバー)を使用していて、「あなたのホームページはサーバーに負荷をかけるから」ということで上位プランへ変更のお願いや、やんわりと出て行ってくれるように勧告を受けた人が、次にVPSや専用サーバーに移るとき、10万ページビューとか、ゆくゆくは100万ページビューなんてことを考えている場合があります。
専用サーバーで1ユーザーで独占使用になるのだから、最低クラスよりちょっと上のクラスを借りておけば大丈夫かな、なんて思うようです。

ところが現実は厳しいです。

Webサイトのアクセス数増加に耐えられるサーバーとして考えるべき点は、大きく3つ、メモリとCPUとディスクの速さがあります。
今回はメモリについて書きます。

■ Webサイトのアクセス数と消費メモリ

まず必要なメモリの問題があります。
これは単純でわかりやすい話です。
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