Apache2.4 PHP7等ミドルウェア各種対応

下記ミドルウェアの取扱が可能になりました。
以下は CentOS7 はもちろん、CentOS6 においてもインストール/設定が可能です。
(現使用環境の条件によってはできない場合があります)

・Apache 2.4
(Prefork / Worker / Event ともに可)

・PHP 7
(mod_php / php-fpm ともに可)

・MySQL 5.6
(旧バージョンからのアップデートではデータベースが引き継げないことがあります)

MySQL5.6 インストールと初期設定(CentOS 6)

CentOS 6 に MySQL5.6 を yum でインストールする方法を紹介します。

■ MySQL5.6インストール (MySQL Community版)

yum で rpmパッケージをインストールするには標準のリポジトリでなく mysql-community を使います。

mysql-community リポジトリをまだ入れていない場合は入れておきます。

# yum -y install http://dev.mysql.com/get/mysql-community-release-el6-5.noarch.rpm

※もしMySQL5.5をインストールしたい場合はリポジトリを切り替えます。

/etc/yum.repos.d/mysql-community.repo

[mysql55-community]
name=MySQL 5.5 Community Server
baseurl=http://repo.mysql.com/yum/mysql-5.5-community/el/6/$basearch/
enabled=1 <こっちを 1 に
.
.
[mysql56-community]
name=MySQL 5.6 Community Server
baseurl=http://repo.mysql.com/yum/mysql-5.6-community/el/6/$basearch/
enabled=0 <こっちを 0 に
.
.

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phpPgAdminのインストールとロールの設定

PostgreSQLデータベースのWebインターフェースとしては、今のところphpPgAdminくらいしか思いつきません。これ一択だと思います。

ところで、これを使う場合に、特権のないロール(ユーザー)を作ってそのユーザーでログインしたとき、そのユーザーが所有者でないデータベースも見えてしまう、ということでお困りではないでしょうか?

■ phpPgAdmin インストール

(1) インストール

yum --enablerepo=epel install phpPgAdmin

(2) 基本設定

/etc/httpd/conf.d/phpPgAdmin.conf

...
 <Directory ....>
   order deny,allow
   deny from all
   allow from 127.0.0.1
   allow from all   .... これを追加
</Directory>

これで普通に使えますが…
特権のないユーザーにも特権DBが見えてしまいますので以下の設定をします。

(3) Tips

/etc/phpPgAdmin/config.inc.php

...
// そのユーザーが所有者のDBしか見せなくする
//      $conf['owned_only'] = false;
        $conf['owned_only'] = true;
...

PostfixAdminでバーチャルメールの構築

postfix/dovecotのメールサーバーで、従来の方式「FTPユーザーがメール受信ユーザー」という環境からバーチャルメール環境に切り替える方法について書きます。
バーチャルメールの運用ツールは PostfixAdmin 1択です。
他によいツールを知りません。
そして、PostfixAdminを使用するにはデータベース MySql が必要です。

前提条件としてpostfix/dovecotでメールを送受信できる環境まで設定済みとします。
postfix/dovecotのインストールと設定については postfix 2.3.x の設定dovecot ver.1系と2系の違い を参照してください。

■ PostfixAdmin インストール

(0) 事前準備

mysql に postfixデータベース、専用のpostfixユーザーを作成しておく必要があります。
(データベースは空でよいです)

データベース名: postfix
ユーザー名    : postfix
パスワード    : xxxxxxxxxxxx

メールボックスにアクセスするバーチャルユーザーを作成します。
後でいくつかの設定ファイルにユーザーID、グループIDを記述するため、ここで決めておきます。
使っていない番号なら何でもよいのですが、ここでは ユーザーID = 600、 グループID = 600 とします。

# mkdir /home/vmailbox
# groupadd -g 600 vuser
# useradd -g vuser -u 600 -d /home/vmailbox -s /sbin/nologin vuser
# chown vuser:vuser /home/vmailbox
# chmod 771 /home/vmailbox

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MySQL5.5 インストールと初期設定

CentOS/RHELに MySQL5.5 を yum でインストールする方法と、いつもやる最低限の初期設定を書きます。

■ MySQL5.5インストール (yum配布版rpm)

yum で rpmパッケージをインストールするには標準のリポジトリでなく remi を使います。
(2012/9月現在では標準のリポジトリでは配布されていません)

remi リポジトリをまだ入れていない場合は入れておきます。

# cd /etc/yum.repos.d
# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi.repo

(1) インストール

# yum --enablerepo=remi -y install mysql-server

(2) ファイル構成

/usr/bin/mysql*         ... プログラム諸々
/etc/my.cnf             ... 設定ファイル
/usr/share/mysql        ... 設定ファイルの雛形など
/var/lib/mysql          ... データベースが配置される
/var/lib/mysql/mysql.sock ... ソケットファイル
/var/log/mysqld.log     ... ログ
/var/lock/subsys/mysqld    ... 実行中のロックファイル
/var/run/mysqld/mysqld.pid ... 実行中のPIDファイル
/etc/init.d/mysqld      ... サービス起動シェル

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