Webサーバーの同時接続数と Google Analytics セッション数(訪問数)の違いについて書きます。
■ Webサーバーの同時接続数とは
Webサーバー(Apache や Nginx)の同時接続数とは、同時アクセス数と言い換えてもいいですが、その言葉の通り Webサーバーに同時に接続しているブラウザ数(=ユーザー数)です。
これは表示されたページを眺めている人の数でなく、今まさにページを読み込んで表示している人の数です。
この数値はサーバーの負荷分析と必要十分なスペックを考察する上で非常に重要な値です。
同時接続数がいくらの時にサーバーのロードアベレージがいくらかはだいたい比例します。
サーバーがアクセスピーク時に瞬間的にどれだけの負荷に耐えられるかを決めるのは、瞬間的にどれだけの同時接続数をさばけるかにかかっています。
Webサイト運営の指標に1日のトータルのページビューや Google Analytics のセッション数やリアルタイムのアクティブユーザー数がありますが、これはWebサイト運営に必要なサーバースペックを決める観点からは参考程度にしかならず、本当に必要なデータは同時接続数です。