独自ドメインのメールアドレスを使いたい諸氏にとって接続プロバイダの OP25B というやつはうっとおしい障壁です。
自分のサーバーがVPSか専用サーバーで、root権限があるのなら、最も簡単なOP25B対策方法を紹介します。
それは iptables のポートリダイレクトを使う方法です。
前提条件として iptables は普通に使える環境であるものとします。
■ ポートリダイレクト
iptables の nat の設定で PREROUTING REDIRECT を使います。
書き方はいたって簡単。
/etc/sysconfig/iptables
# *filter の COMMIT の後に以下を追加 *nat :PREROUTING ACCEPT [0:0] :POSTROUTING ACCEPT [0:0] :OUTPUT ACCEPT [0:0] -A PREROUTING -p tcp -m tcp --dport 587 -j REDIRECT --to-ports 25 COMMIT
これだけです。
このサーバーの 587 ポートに接続に来たら内部では 25 に来たことになり、SMTPが普通に使えます。
めでたしめでたし。
※これができないVPSもたまにあるようです。
※さくらのVPSはできることを確認済みです。